税理士試験の勉強でかかせないのが、理論の暗記です。
税理士試験は大きく分けて計算問題と理論問題が出題されます。
科目によって割合は違いますが、税法の科目だと約半分は理論問題です。
基本的に理論問題は問われたことに対して条文で答えないといけません。
そこで条文を覚えることが必須となるのですが、覚えるといっても何から覚えたら良いのかわかりません。
そこで専門学校などが配布するテキストで覚えることになります。
私の場合は、「資格の学校TAC」に通っていたので、TACから配布された「理論マスター」という教材で理論を暗記しました。
理論の暗記は本当に大変です。
そこで今日は私が実践した理論の暗記方法についてご紹介します。
理論の暗記方法
理論の暗記方法は、
- 書いて覚える
- 声に出して覚える
- 頭の中で回して覚える
といった方法があると思います。
私は、当初は書いたり声に出したりして覚えていたのですが、どちらも自分に合わなくて、最終的に頭の中で回して覚えることにしました。
覚えた理論を何度も繰り返し頭の中で回してました。
(パソコンで打って覚えるなど上記の方法以外にもあると思いますが、私が実践したのは上記の3つです。)
頭の中で回して覚えることのメリット
私が思う頭の中で回して覚えることのメリットは次の2点です。
- どこでもできる
- 読み書きより疲れない
1つ目のメリットは、頭の中で回して覚えることはどこでもできるということです。
電車の中やお風呂に入っているとき又は散歩やランニング中でもできます。
また思い立ったらすぐに始めることもできます。
書く場合はどうしてもペンや用紙などの道具が必要ですし、声に出す場合も人に聞こえてしまうので場所を選ばなくてはなりません。
頭の中で覚える場合は、そのようなことを気にする必要はありません。
ただ移動中の場合など、理論暗記に集中しすぎると、事故に遭ったりする危険性もあるので十分に気をつけないといけません。
またボーとしているように見えるので、変な人と思われることもあるかもしれません。それも気をつけましょう(笑)
2つ目のメリットは、読み書きより疲れないことです。
私の場合は、頭の中で回して覚えるほうが疲れなかったです。
ただでさえ、大変な理論暗記です。極力私にとって疲れない方法を選択しました。
頭の中で回して覚えることのデメリット
頭の中で回して覚えることのデメリットもあります。
それは実際の試験では書いて回答することです。
これは声を出して覚えることにも共通するのですが、一度も書いていなくて覚えている場合、実際に試験で回答を書くときに必ず戸惑います。私はそうでした。
こんな言い回しだったかなとか、この漢字で間違いなかったかなとかで戸惑います。
このデメリットを解消するために、私は必ずTACが実施するミニテストと実力テストを毎回受けてました。
覚えた理論を書く唯一の実践だったからです。
書いていないことに対するデメリットは完全には解消できませんが、テストを受けることでかなりカバーすることができたと思います。
声で出して覚えたり、頭の中で回して覚える場合は、実践のテストを受けて必ず一度は書くことが大事です。
どこまで覚えたか
一字一句覚えるのが理想だと思って覚えようとしましたが、覚えきれてないです。
ただ一字一句は無理までも、文章自体の意味合いが変わってしまわないように気をつけて覚えてました。
文章自体の意味合いが変わってしまう場合は、ミニテストや実力テストの採点時に講師によるチェックが入るので、その時に必ず確認をしてました。
またTACの理論マスターについては、ABCランクの理論を一応すべて覚えました。
ただし暗記の精度はABCランクにより強弱はつけてました。
Cランクはある程度の暗記にしておき、もし仮に試験に出たら、自分の作文で書けるぐらいにしておきました。
まとめ
今日は私の理論の暗記方法についてご紹介しました。
私の場合は、覚えた理論を繰り返し頭の中で回してました。そして必ずミニテストと実力テストを受けて、書く練習と書きミスはないかといった確認をしてました。
どの覚え方も一長一短あります。
一度試してみて、ご自身に合った方法を見つけることが大事だと思います。