開業時に融資を受けるべきか

開業時に融資を受けるべきかどうかですが、私は受けることをオススメしてます。

事業を行なっていく上で必要な資金は十二分にあるという方や、借金するぐらいなら事業はしないという考えの方はオススメしませんが、それ以外の方は基本的に融資を受けたほうが良いと思います。

今日は私が開業時に融資をオススメする理由をご紹介します。

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開業時は借りやすい

開業時は通常時と比べて借りやすいと言えます。

それは過去の実績がないからです。

実績がないので融資する側の金融機関は予想の事業計画で判断することになります。

過去の実績が悪い数字だとどうしようもないのですが、予想の事業計画の場合は、その計画書がしっかりしたものであれば融資審査は通りやすくなります。

また開業時は開業者を支援する制度もあります。

 

返済実績を作れる

資金を借りて返済していくとそれが返済実績として評価されます。

貸す側の金融機関からすると、きちんと期限を守って返済した実績がある会社は、借金したことがなく一度も返済したことがない会社に比べると信用力が違います。

貸す側の視点に立ってみるとよくわかります。

一度お金を貸してきちんと約束を守って返してきた人と、一度も貸したことがない人とを比べると前者のほうが安心してお金を貸せます。

 

手元にお金がある

手元にお金があると安心します。

お金があるほど得意先が倒産したなどの緊急時にも対応できますし、

目の前にチャンスがあったとき、お金がないという理由でチャンスを逃すことがなくなります。

またお金があることで、経営者本人が資金繰りに苦面することがなく、日々経営に集中することができます。

 

融資申し込みを経験することができる

融資申込みをすることで、金融機関がどのように自社を見ているかわかります。

また融資申し込みを経験することで、今後融資を申し込むときには臆せず対応できます。

 

デメリットもある

融資を受けるのはデメリットもあります。それは利息負担です。

例えば借入額が500万円で金利が年3パーセントの場合、利息負担は年間約15万円です。

上記のメリットと比べると利息負担は安いと思いますが、どうしても利息負担が重いと感じる方は借入額を減らすのも選択肢です。

その分利息負担も減ります。(その分手元のお金も減ってしまいますが)

 

まとめ

開業時に融資をオススメする理由を見てきました。

ただ融資を受けたことで気持ちが大きくなり、その手元資金を無計画で使ってしまっては元も子もないです。

反対に毎月の返済や利息が発生するので負担が重くなります。

事業を継続発展していく上で融資は計画的に活用していくことが大事です。

※この記事は、投稿日現在における情報・法令等に基づいて作成しております。

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