現金出納帳の作成方法は3つある。それぞれのメリットとデメリット。

現金での取引がある場合、現金の入出金を記録します。

この記録する帳簿のことを現金出納帳といいます。

現金出納帳がなければ、手元にある現金の残高が正しいのか確認できません。

また現金の紛失や不正などを早期に発見するために、毎日現金出納帳に記録するのが望ましいです。

この現金出納帳の作成方法は3つあります。

・紙で帳簿を作成する

・エクセルで作成する

・会計ソフトで作成する

 

作成する上で、それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。

 

合わせてこちらの記事もどうぞ

▶️現金出納帳の基本

 

現金出納帳の作成方法は3つある

jackmac34 / Pixabay

 

紙の帳簿で作成する

手書きで紙の帳簿に日々の入出金を記録していく方法です。

 

メリット

・手書きに慣れている場合は馴染みやすい。

・チェックした後、ハンコなどのチェック印をつけやすい。

 

デメリット

・同じ内容を会計ソフトに入力しないといけないので事務作業が多くなる。

・入出金後の残高を電卓などで計算する必要がある。

 

エクセルで作成する

エクセルで現金出納帳の様式を作成して入力していく方法です。

インポート機能を使って会計ソフトにそのまま取り込みます。

 

メリット

・エクセルに入力した後、その内容を会計ソフトに取り込むことができるので、会計ソフトに再度入力する必要がない。

・エクセルの数式を活用すれば、入出金後の残高も自動で計算できるので、自分で計算する必要がない。

 

デメリット

・事前に設定した数式が間違っていると、自動計算も間違ってしまう。

・ハンコなどのチェック印を残す場合、その都度印刷してチェック印をつける必要がある。

(データのチェックだと後から加工できてしまうので)

 

 

会計ソフトで作成する

現金出納帳を作成するというよりは、現金取引を直接会計ソフトに入力する方法です。入力後、現金出納帳は自動で作成されます。

 

メリット

・会計ソフトに直接入力するので、再度入力する必要がない。

・残高の計算も自動で計算されるので、自分で計算する必要がない。

 

デメリット

・勘定科目の選択などに慣れてないと、かえって入力に時間がかかってしまい、タイムリーに現金出納帳を作成するのが大変になる。

・承認機能がない会計ソフトの場合、チェック印を残すために、その都度印刷してチェック印をつける必要がある

(データのチェックだと後から加工できてしまうので)

 

 

まとめ

今日は現金出納帳の3つの作成方法についてみてきました。

それぞれメリットとデメリットがあります。

 

私はエクセル又は会計ソフトでの作成をおすすめしてます。

手書きでの紙帳簿の作成はどうしても事務作業が多くなるからです。

エクセル又は会計ソフトでの作成のほうが効率的です。

 

私自身はエクセルで現金出納帳を作成しています。

私の場合、会社ソフトに入力するよりエクセルで入力したほうが速いからです。

 

どの方法で作成するかは会社のチェック体制にもよります。

それぞれ自分の会社に適した方法で作成しましょう。

 

※この記事は、投稿日現在における情報・法令等に基づいて作成しております。

会計・経理