私の税理士試験の勉強法。教科書の使い方について

私の税理士試験の勉強法はまず内容を理解することから入ります。

理解をしてから練習問題を解いていくという流れです。

インプットしてからアウトプットです。

 

このインプットの中心となるのが教科書です。

教科書で内容を理解した後、トレーニングで問題を解き、ミニテストや実力テストを受けます。

 

ただ内容を理解する上で教科書を隅から隅まで読むわけではありません。

当時そんな時間もありませんでした。

それではどのように教科書を使っていたのでしょうか?

 

今日は私の税理士試験の勉強法のうち、教科書の使い方についてご紹介します。

 

※私は当時『資格の学校 TAC』で税理士試験の講義を受けていました。

 

教科書

ulleo / Pixabay

 

教科書を加工する

教科書を隅から隅まで読んでその内容を理解できればベストなのかもしれませんが、それにはどうしても時間がかかります。

当時私はそんな時間も余裕もありませんでした。

それではどのように教科書を使っていたのでしょうか?

 

ざっくりいいますと、私は教科書を後で見返すときに、講義で受けた内容が再現できるように教科書を加工していました。

つまり

『 講義の内容 = 教科書 』

となるように意識して教科書を加工していたのです。

 

具体的にいいますと、講義中に講師の話した内容が教科書にも書いている内容なら、『ここは講義中で触れた』ということがわかるようにその部分にマーカーなどを引いて印をつけておきます。

また後で教科書を読み返しただけでは、講義の内容がわからないと思った部分は、講義内容が思い出せるように補足事項として教科書に書き込んでいました。

そしてポイントとなる事項の説明があったときは、マークをつけたり二重線を引くなどをして重要性を強調していました。

 

このように教科書を加工することで後で復習するときに講義の内容を思い出せるようにしていました。

よって講義で触れなかった部分については、教科書にもマーカーなどを入れていないので、復習のときも読むことはありません。

 

 

講義中が勝負

この教科書を加工するやり方は何より講義中が勝負となります。

講義中にいかに理解して、その内容を教科書に落とし込めるかです。

よって必然的にその講義をする講師が重要となってきます。

講師の説明した内容が講義中に理解できていないと、教科書をうまく加工できませんし、後で読み返したときに効率よく復習できません。教科書のどの部分を復習して良いかわからなくなるので、その結果、隅から隅まで読むか、途中で脱落してしまう恐れもあります。

講義を受けるときは、自分に合ったわかりやすい講師を選ぶことが大事です。

 

またこのやり方は『講義内容=教科書』とするやり方なので、言ってみれば講義内容しか理解しないようなものです。

さすがにそれに全て委ねるのは心配です。

そしてその心配を補足するのが、トレーニングやミニテストなどの実践問題を解くことです。

実践問題を解ければ、このやり方で内容を理解できていると確信できます。

もしわからない、見たこともないといった問題が出てくれば、その部分だけを教科書で確認すれば良いです。

 

何度もいいますが、このやり方は講義中の時間が肝です。

講義中にどれだけ理解し、それを教科書にも再現できるか

そのためにも講師選びは重要ですし、講義の内容を理解することが大事です。

 

 

まとめ

今日は私の税理士試験の勉強法のうち、教科書の使い方についてご紹介しました。

私はなるべく復習するときに負担がかからないようにするために講義を重視していました。

教科書はインプットの中心ですが、隅から隅まで読むのは多大な時間もかかり大きな負担です。

なるべく重要なところやポイントとなるところ、講義で学んだことを理解し、教科書に落とし込みましょう。

私はこの方法で教科書を効率よく使うことができました。

今でも当時の教科書は見ることがあります。

 

※この記事は、投稿日現在における情報・法令等に基づいて作成しております。

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