つみたてNISAとは?NISAとの違いやNISAからの切り替えについて

NISAは現在、NISA・ジュニアNISA・つみたてNISAの3種類あります。

今日は、その内つみたてNISAについてNISAとの違いなどを中心にみていきます。

 

そもそもNISAとは?という方はこちらの記事もどうぞ

▶️NISAは非課税。ただしデメリットもある。

▶️NISAの非課税期間満了時、非課税を延長できるロールオーバーとは

つみたてNISA

annca / Pixabay

つみたてNISAとNISAの違い

つみたてNISAはNISAと同じく非課税口座です。

売却益や分配金に税金はかかりません。

ただし、投資金額や非課税期間などいくつか違いがあります。

NISAとの比較表を下記にまとめました。

 

  NISA つみたてNISA
投資できる期間 2014年から2023年まで 2018年から2037年まで
対象者 20歳以上の日本居住者など 20歳以上の日本居住者など
1年に投資できる額の上限 120万円 40万円
非課税期間 5年 20年
非課税期間延長(ロールオーバー) 最長5年間延長できる なし
投資できる商品 株・投資信託・ETF・REIT 投資信託・ETF
買うタイミング 好きなタイミングで買える 積立購入
引き出し いつでも可能 いつでも可能

 

 

つみたてNISAのメリット・デメリット

つみたてNISAには下記のメリットとデメリットがあります。

 

メリット

・年間40万円の投資額を上限に20年間非課税

・小額から購入できる

・商品をいつでも売却できる。引き出し制限もない

 

デメリット

・他の口座との損益通算や損失の繰越控除ができない

・株を買えない

・積立購入なので、好きなタイミングで買えない

 

NISAから切り替える場合は?

つみたてNISAは、NISAとの併用はできません。

よってすでにNISAを利用している人は、つみたてNISAへの切り替えが必要となります。

切り替えは年単位となります。

例えば2018年にすでにNISAで買付をしている場合は、切り替えは2019年からとなります。

まだ買付けをしていない場合は、2018年から切り替えることができます。

切り替えをするとき、NISAで運用している商品について売却する必要はありません。

そのままNISA口座で保有したままです。よって税金はかかりません。

 

またNISAに再度切り替えることもできます。

2018年はNISA、2019年はつみたてNISA、2020年はNISA

といった切り替えが可能です。

 

まとめ

今日はつみたてNISAについてみてきました。

つみたてNISAは、NISAと比べて、リスクなくコツコツ資産を形成したい人に向いている商品といえます。

ただ長期間の積立については、ジュニアNISAやiDeCoという商品もあります。

よく検討してご自身に合った資産形成をしていきましょう

 

▶️ジュニアNISAについてまとめてみました

▶️iDeCoは金額面でどれくらお得なのか計算してみました

▶️iDeCoや小規模事業共済金の一括受取は退職所得になる。税金がいくらかかるか計算式を確認しよう